2007年10月24日

わび・さび とは

徒然草 第28段  わび・さび とは


諒闇の年ばかり、あはれなることはあらじ。

倚廬の御所のさまなど、板敷を下げ、葦の御簾を掛けて、
布の帽額あらあらしく、御調度どもおろそかに、

皆人の装束・太刀・平緒まで、異様なるぞゆゝしき。


  徒然草 現代語訳から引用し勝手に注釈をつけました。
 


 第28段 侘(わび)と寂(さび) 

天皇が親の喪に服す年ほど、どことなく張り詰めたような、
そんな寂しさを感じることもない。

お篭もりになられる仮御所は、板敷きを地面に降ろし、
いつもなら竹で編んでいる簾(すだれ)も葦のものをかけ、

その上部に引き渡す布も粗末に見える程に地味な色のものを使い、
道具も簡易的なものが用意されている。

その場に仕える人々の装束、太刀、平緒までもが普通とは
異なるその様子は、何とも畏れ多く厳粛に感じられるものである。


一般的に「喪に服す」とは、近親者に不幸があった場合、
親族は故人との間柄にしたがって一定期間、あまり派手なことを

しないで、いつも故人のことを懐かしみ忘れないように
することです。(だと、思う。)

この期間は、結婚式や賀寿などの祝いの席への参列、
神社への参拝、年賀の挨拶、新年の飾りなどを控えるのが

本来の姿なのでしょう。

まっ、これは仏教だけではなく他のキリスト教や
イスラム教にもあるようです。

でも、最近はつき合いやコミュニケーションの方が大事にされ
喪に服していても「カラオケ」で、思いっきり歌っている人も

いますので、「喪の服し方」も様々で良いのではないでしょうか?
そういえばそろそろ、喪中はがきの準備の時期ですね。

今日は、この問題よりも吉田兼好が感じている「あわれではなく」
いつもなら竹で編んでいる簾(すだれ)も葦のものをかけ、

その上部に引き渡す布も粗末に見える程に地味な色のものを使い、
道具も簡易的なものが用意されている。

ようはこの「わび」に対して「何とも畏れ多く厳粛に感じられる」と
言っているデザイン感覚です。

もうこの「WABI」と「SABI」という言葉は、世界的に
知れ渡った美意識なのですが、ちょうど別なブログで

この辺のところをアップしました。

誰でも学べるデザインの学校のクラフトデザイン講座14で
陶芸のデザインから日本文化・茶道を知るということで

茶道の千利休のことをアップさせて貰いました。
・・・以下、抜粋・・・

千利休は日本人の美意識である「わび、さび」といわれる簡素な
趣や「一期一会」の心を取り入れ、茶道を大成しました。

「一期一会」とは、一生にただ一度の出会いという意味で、
主人は出会いを大切にするために、床の間に飾る掛け軸や花、

茶碗などの道具を心を込めて用意します。

一方、客はそれらのものから主人の「もてなしの心」を思い、
感謝の気持ちを持つのです。

茶道の世界は、裏千家などのような流派から、
「侘び、寂び」を感じる茶室といった数奇屋建築や庭造り、

茶碗などのやきもの陶器から、釜、掛け軸、小物に至まで、
どんどん世界は広がります。

ここでの「侘び、寂び」の心とはいったいなんでしょう。
これは一言で言えば「わびしい、さびしい」という物足りない

満たされない状態の現実を認めながら、積極的に同化して
生きようとする心です。

日本の美意識の1つであり、一般的に質素で静かなものを指します。
本来は、侘(わび)と寂(さび)は別の概念である。

侘びる(わびる)、寂びる(さびる)なんですよ。
前者は質素な様子で、後者はものが古びていずれも落ち着いた

趣を呈するようになる、ということのようですが。
日本では華美な装飾を廃し、かつ、枯れた味わいのものを

好むのです。      
              ・・・ここまで・・・・


無味乾燥な真っ白の壁や天井の古びた病室は、排除される
べきだと思いますが、住宅などはこの静かなるものが必要です。

最近はタタミの部屋も作る家が無くなって、
たまに和室を設計してもモダン和風なんて言ったりしますが、

やっぱり、洋室にしてもアメリカなどの住宅と比べて
装飾のあまりない単色のクロス貼りや、各部屋の床材も

統一したりしてモダンにまとめ上げていくという日本の住宅は
本当にいいなあと思っています。

できれば人間自身もこの侘(わび)と寂(さび)が、
いい意味でのロマンスグレーで、美となればいいのですが

「赤福」「比内地鳥」もミートホープも厚生労働省も
防衛省の守屋前事務次官も身から出た「サビ」で

醜態をさらしています。

本日の人生訓

日本人なんで侘(わび)と寂(さび)の良いデザインを
するようにしよう!!


侘(わび)と寂(さび)のデザインの勉強ならここ
誰でも学べるデザインの学校>>





(昔の生き方 解説書 徒然草の第28段 

     侘(わび)と寂(さび)とは 勝手解釈でした。)

追伸 

もうすぐ冬がやってくる。
寂(さび)のデザインで古いコートのままでいいか!?

侘し〜。

posted by 情報建築家・niNaru  at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 人生・生き方に関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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