2007年06月05日

建築士はみんな悪者か?

またまた、この札幌で耐震偽装がらみで2級建築士が
免許停止処分になったとか?

昨年の浅沼建築士についで2人目。
2級建築士だからそれを取りまとめたどこかの1級建築士も

いずれ処分が来るんだろうなあ・・・・。
ホント、だんだんと他人事ではなくいつかわが身にも・・・。

言い訳じゃないけど、お医者さんだって弁護士さんだって、
警察官でありながら談合で捕まっている人もいるんだから・・・。

まっ、とうぜんいい人もいれば中には違反する人も・・・。
人間なのでミスはつきものと言ってしまっては、

皆さん怒るでしょうか?(怒るよね・・・・。グシュ。)

そんなこんなで、最近はどうも建築士の仕事はだんだんと
自由さが奪われていくような気がしています。

今月の6月20日からの建築基準法の確認申請等に関して、
法律が改正され運用が開始されます。

ここ→→http://www.kenchikushikai.or.jp/

といっても建築関係を職業としている人達だけが騒いでいる
だけのことですが、何か建築士はみんな悪者のような扱いを

最近、受けているように感じるのです。

誰も悪いことをしようとして、建物を設計しているわけでもないし、
本当にいいものをデザインしようとして、設計を一所懸命している

わけなのに、この姉歯さんの耐震偽装事件から、法令自体が
性善説ではなく性悪説を前提にした体系に変えられてしまったと

思えるような内容になってきていると思うのです。
特に建物の構造に関しては、確認の審査がうるさくなりました。

何故、確認申請と言うかというとそれぞれの設計の資格者が
自由に設計したものが、最低基準の建築基準法等に合致しているかを

役所が確認するものであったものが、どうもどこか
悪いことをしているんじゃないかという審査になってきています。

ピアチェックといわれ20日からは、ある程度以上の建物は
第三者機関のお墨付きを貰わないといけないのです。

法改正前までは役所の構造確認担当者と構造設計者としての
意見のぶつけ合いで計算の方針とか考え方などを議論して

お互い確認しあえば確認審査は通過しました。

ところが法改正後からはさらに第三者機関に適合性判定と称して
構造計算の審査を受けることになります。

もうすでに法律改正前夜ということでその予行演習かのような
チェックが開始されていて・・・・疲れること疲れること・・・。



少し前なら、どこの設計事務所も若い人に勉強がてら役所に
行かせていたものですが、今はもう、役所の人と法律論や

技術論で渡り合わないといけないから大変です。

さらに今後は、「設計図書に関係法令に適合しない箇所や不整合な
箇所がある場合には、建築主事等が申請者にその旨を連絡し、

補正させた上で確認するという慣行だったものを、
誤記や記載漏れなどを除き、図書の差替えや訂正がある場合には、

再申請を求めることとしています。」だって。

関係法令に適合しない箇所は仕方がないけど、不整合な箇所なんて
一人の設計者で設計したとしてもあるものなんです。

それが訂正がだめだと言うことになれば、今以上に設計と
確認申請提出までに時間がかかるということ。

ということは、設計料を値上げしなければやっていけないと
いうことでしょう。

適合性判定に要する費用も、当然構造設計費の値上げでしょう?
携わった建築士の全員の名前を書けと言うのも・・・・

責任を負えと言うなら今までみたいな業務報酬じゃ出来ないし・・・。

6月最初の書き込みなのに、なんか愚痴ばっかりになっております。
建築関係の人にしか理解できないような話題で申し訳ありません。

しか〜し、問題山積みのままで規制強化だけに走ってゆくやり方は
賛成できません。が、負け組み建築家は受け入れるしか

ないのでしょうか?

姉歯さんの耐震偽装マンションの建て替えが、今日ようやく
2棟目でグランドステージ池上の起工式とか。

なんかねえ〜。グランドステージ池上の住人の方たちも
頑張ってきたんだ。・・・・・

「負けないで」頑張れ!!そう頑張るしかないのです。
今までも、大きな地震が来るたびに構造計算の方法や

いろんな法律や、しまいにkg(キログラム)という単位から
N(ニュートン)なんて単位まで変わってきたのを

乗り越えてきたんだから・・・。

(これ↑↑、知ってます?つい、最近のことで頭が
こんがらがって分けがわからなくなってしまいます。)


制約や条件がきつい方が燃えるというもんだし、
プロフェッショナルはあきらめてはいけないのである。

クライアントの自由な希望を何とか形にしていくのが、
我々設計者でありデザイナーなのですから・・・。

そして、建築士はみんながみんな悪者ではないということを
証明しなければいけないのだ。



そして、いつものようにデザインの自由さを見るなら

誰でも学べるデザインの学校>>


役所の担当者と議論するのに疲れてきた
情報建築家・niNaruでした。

posted by 情報建築家・niNaru  at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。