2007年04月17日

その場所の持つポテンシャル

徒然草 第23段 宮中だからこそ

衰へたる末の世とはいへど、なほ、九重の神さびたる有様こそ、
世づかず、めでたきものなれ。

露台・朝餉・何殿・何門などは、いみじとも聞ゆべし。
あやしの所にもありぬべき小蔀・小板敷・高遣戸なども、

めでたくこそ聞こゆれ。
「陣に夜の設せよ」と言ふこそいみじけれ。


 このあとも続きます。自分で調べて・・・。


  徒然草 現代語訳から引用し勝手に注釈をつけました。
 


 第23段 その場所の持つポテンシャル

ポテンシャル?って分らない人のために・・・。
ポテンシャルとは、英語で一般的に「潜在的な」という意味の形容詞である。

そこから転じて潜在的能力のことをさします。
場の持つポテンシャルとは、その場所(土地や建物)が持っている

潜在的な能力を言いますが、物理用語では潜在エネルギーとも
言っていて、建築や都市計画の仕事をしている人には

何となく分ると思うけど、知らない人のために簡単に
説明しましょう。

土地については、例えば同じ面積の土地であったとしても
法律で建てられる建物の種類が制限されています。

同じ面積の土地なのに、北向き、南向き、道路の位置や最寄駅の
距離などによって、その土地が持つ潜在的な能力が違います。

もっと分りやすくいいと、北海道の山奥の土地1万uと
東京銀座の10uの持つ潜在能力を考えれば・・・ね。

で、何が言いたいのかというと第22段では、言葉がナットランと
ギャル言葉はよく分らんと言っていた吉田兼好であるが、

この段では、世の中は電力会社の不正隠しや車ドロボーを
捕まえようと思ったら事故られて、亡くなってしまったとか

どこかの農協のセクハラとかで、衰へたる末の世とはいへど、
なほ、九重の神さびたる有様こそ、世づかず、めでたきものなれ。

って、宮中の様子や場所がとっても良いって言ってます。
宮中ではない所にもあるだろうけど小蔀・小板敷・高遣戸なども、

宮中にあるからこそ、めでたくこそ聞こゆれ。
小蔀・小板敷・高遣戸などは建築用語ですが、格子付きの窓などを

言いますが、庶民のところにある小板敷より宮中の小板敷の
ほうがとってもいい〜・・・・だって。

この段の解釈は、宮中という場所が居心地が良いといっているのか、
宮中という場所のもつポテンシャルにめでたきものなれと

いっているのか?


話は、ゴロっと変わって先日の土曜日の夜に教え子達との
飲み会に行ってきました。

名目は「東京へ就職した仲間が遊びに来たから飲み会を・・」って
いうだけなんですが、一次会は12人、2次会はプラス8人ぐらい

3次会はどうなっていたか・・・ちょっと定かではないのですが

若者達との飲み会は、中年のおっさん達との飲み会とは違って
それはそれは、その場所の持つポテンシャルっていうか

若者達の持っている潜在的なポテンシャルの高さに
圧倒されてしまいました。

まっ、本当に何をやっても元気だし2、3年ぶりであっても
毒舌だわ、ボロクソだしカラオケはうまいし・・・・。

良く車のポテンシャルといって普段はそんなに使わない機能も
いざとなった時に発揮する安全装置みたいなもので、

普段は上司や先輩の前で、見せずに隠しているんだろう
そんな能力を、こんな同窓会みたいなものの居場所で

個人の持つポテンシャルを見せ付けられると・・・
何となく北海道の山奥の1万平方メートルになってしまった

私としては、たった2、3uしかない若者達のポテンシャルに
羨望の眼差しをおくっているだけなのです。

まっ、話のまとめとして吉田兼好は宮中という場所が
居心地が良いと思っているのも、宮中という場所のもつ

ポテンシャルもあるだろうけれども、朝廷や宮中で働く
人々の思いやポテンシャルというものもあるんだろうと

思います。しょせん、人間社会ですから場所だけでは
ただの土地や建物であるはずなのに、そこに人の想いとか

希望とかが折り重なってその場所の持つポテンシャルが
出来上がっていくのだ。

雰囲気とか、その集まりがもつ文化というものも
実は個人個人が作り出しているものなのです。

会社の仕事の飲み会という場所と違って
学生時代の友人達との飲み会という居場所と、

そこに集まる個人個人のポテンシャルのすばらしさが、
毎回毎回楽しい飲み会になっているんだろうと思うわけです。

いまはまだ、そのポテンシャルに磨きを掛けている途中かも
しれないが、いつかそのポテンシャルが開放され爆発する時が

きっときます。
それまで、ひっそりと、こっそりと磨いておきましょう。



そこで、いつものようにおまけで





デザインのポテンシャルを磨きたいならここ。

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(昔の生き方 解説書 徒然草の第23段 

   宮中という場所  勝手解釈でした。)




posted by 情報建築家・niNaru  at 00:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 人生・生き方に関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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