2006年11月05日

建築設計業界のいじめについて

本日のニュースから抜粋

・・・ここから・・・

大阪府豊能町発注の中学校校舎改築工事で、関連業務の
入札予定価格を特定の業者に漏らしたとして、大阪府警は

5日、競売入札妨害の疑いで同町助役と町会議員の
両容疑者を逮捕した。

また同容疑で、同業務を落札した「小河建築設計事務所」(大阪市)の
元常務、予定価格を同事務所側に伝えた中堅ゼネコン「安藤建設」

大阪支店営業課長代理ら業者側の3人も逮捕した。

調べでは、容疑者らは町立東能勢中学校南館の改築工事に絡み、
昨年4月の監理委託業務の指名競争入札で、予定価格を漏らした疑い。

                ・・・ここまで・・・

つい最近のニュースに、福島県知事の談合汚職事件、
そして和歌山県の談合汚職事件と、いつまでも同じような

事件が続きます。
本当になぜ、このような事件が続くのでしょうか?

大きな県庁とか市役所というお屋敷には、我々の税金を
効果的に使うという使命があります。

効果的に使うため、そして公正取引というフェアな状態で
きちんと予算を執行していきましょうと法律でも決まっているのですが、

ここのところに、人間の本能である仲間意識とか色彩で言う
「なじみの原理」がどうしても働いてしまうのである。

日本では、古くから農耕民族であったため、ムラ意識ばかり発達して
市民社会は発達しなかったと言われています。

あちこちで水田で稲作を始めた連中が、共同作業や何かの都合で連帯し、
それがそのままムラになってしまったので、ムラとムラは水争いは

しますが滅多なことでは団結しようとしません。
ムラの掟はきびしく、少々具合の悪い者がいればすぐに、村八分に

してしまうのです。
村の中だけで閉じこもり、よそ者は排除し、村の中だけで共存共栄を
図っていこうとするのです。

こんな映画を見たことがあるでしょう?イメージしてみて下さい。
実は、このムラ意識は現代も引き継がれています。

自民党などの政党もムラ意識だし、設計や工事を発注してくれる事業体も、
そこに出入りする業者を含めてムラを構築しています。

言うなれば○○組とか、○○一家という一家意識であり、
ムラの長が旦那をしているお屋敷なわけです。

知事さんや市長さんはそのお屋敷の旦那さんで、この旦那さんの
下にご新造さんから若旦那や番頭さん、そして小僧さんまで

たくさんの人が、それはそれは働いています。
お屋敷ですからそこに出入りする職人さん達は、

レギュラーメンバーとかOB会とか、あるいは協力会などの名称で、
足しげくそのお屋敷に出入りしています。

永年その組織に出入りしている常連や、その組織体のOBの割愛を受けて、
継続してその組織体から仕事を受注しており、現役・OB・レギュラーが

団結して、強固なムラを形成しているのです。
古くからの旦那に近いものがボスになり、昨日今日会員になったばかりの

ものが、新参者で使い走りをさせられます。
今流行りのMIXIと同じで、新参者になるのには現会員からの

招待状がないと仲間に入れてもくれません。
もっとも仲間になったといっても、その協力会の一員になったと

いうだけで、お屋敷の小僧さんたちにいじめられるだけなのです。
そして、その協力会という世界でもいろんないじめみたいなことも・・・。

お屋敷出入りの建築事務所のなかには、年間収益の過半をそのお屋敷に
頼っているというところも多いようです。

お屋敷の方にしても、そういうムラ住民がいると、なにかと
便利なことが多いようで、たとえば何か仕事を頼むにしても、

予算額や仕様書、設計レベルなど逐一細かく説明しなくても、
以心伝心で全部飲み込んで設計を仕上げてくれます。

急ぎの仕事や、ちょっとした調査など、半端な仕事、設計とは
まるで関係のないアルバイト的な仕事、タダ働きなど

急に役所の小僧さんたちが忙しい時など設計事務所から応援部隊を
徴収したりしているお屋敷もあるのです。

なんで、こんなふうなことをしているのかというと、いずれそのうちに
大きな仕事が回ってくるのではないかと期待して、若旦那のわがままを

聞いたりしながらなんとかそのお城の出入り業者としてつながっているのです。

昔のムラと同じで、お互いに人間同士ですから同じムラに属していれば、
仲間意識が芽生えて、そのお城の仕事はそのお城に忠誠を誓っている者達に

当然、旦那さんも分け与えたくなってしまうのです。
これは、旦那さんだけではなく番頭さんも小僧さんも同じで、

人間として情に厚く、仲間意識が強く、義理人情に熱いものたちが
どんどんとこのあり地獄のようなものに取り付かれてしまうものなのである。

まっ、これは普通の民間会社であっても、学校であっても何かの
仲間たちの集まりであっても同じことで、その仲間の見えない掟に

従っていないと、「いじめ」という現象があらわれるのである。
この「いじめ」にあった、仲間はずれのところも時々頭に来るものだから

警察や検察庁に「つげぐち」なんかしたりするのである。
こうして考えてみると、本当に人間とは可愛い動物なんだと

思ってしまいますが、そのどうしようもない人間同士でも、
やっぱり「談合」や「汚職」はフェアではないと、悪行のなかに

入れたんだからやってはいけないことなのである。
旦那さんの個人のお金なら好き勝手でいいのですが、県庁などは

税金という国民全体のお金であるから、旦那さんや協力会のボスなどの
自由に出来るお金ではないから、罪にしたのである。

何かタイトルのことについては、書ききれないし言葉足らずで
建築設計業界はいやだなんて捉えられると、本意ではないのですが

とにかく、世界中が宗教や人種などで上で述べたムラ社会は
いつまでもなくならないので、早くこの社会に慣れ親しんで自分に合う

ムラを早く見つけたほうがいい。と思うのです。
きっと貴方に合う「ムラ」はどこかに必ずあるはずです。

この「ムラ」を探すことや「ムラ」の中で地位を高めていくことを
キャリアデザインっていうのかもしれない。


そこで、ここ
デザインバイブルから貴方だけのデザイナーズバイブルへ

デザインを通して「デザイン・ムラ」の住民になりませんか?

今日は、建築の話ということで・・・。
posted by 情報建築家・niNaru  at 21:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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