2006年08月26日

高校野球の裏ドラマ

やっぱり、今日はこの話題にしましょう。
夏の高校野球 決勝戦の駒大苫小牧対早稲田実業。

もう、巷ではこの話題ばっかりなので他の話題にしても
つまらないので、私もやっぱりこの話題で書くことにします。

昨日の夜は、NHKスペシャル見ましたか?
早実の斎藤投手が勝利投手になるまでの、今までの背景、裏側の話。

やはり、ぽっと夏の優勝投手になったわけではなく、昨年の11月
明治神宮の野球大会で駒大苫小牧に破れて、打倒駒大苫小牧に焦点を

合せていたこと。その時はキャッチャーのパスボールで負けたので、
早実のチャッチャ―は一人でピッチングマシンでキャッチングの

特訓までしていたこと。だから、安心して斎藤は低めをなげれたとか、
春にも引き分け再試合を経験していたので、焦点を合せた

省エネ投球をしていたこと。
だから9回でも球速147kmを出せたんだって・・。

やーすごい、すごい。やはり、裏側にはいろんなドラマがあったんだ。
北海道出身の私としては、駒大苫小牧を応援していて73年ぶりの奇跡、

夏の大会三連覇達成できなかったのは残念ですが、それでも決勝まで
進出してここまでの接戦を戦い抜いたのは凄いことだと思うのです。

一昔前まで、そう、たった4年前までは北海道の高校野球というのは
弱かった。と思うのです。というか弱いのが常識だった。

一回戦を突破できるかどうか・・・。なんせオリンピックと同じで
甲子園に出場するだけでOKだったんです。

もし一回戦突破できれば、それだけで十分でした。
たった5年前に、北海道の高校が、高校野球で毎年優勝争いに

加わるようになるということを、想像できた人がいたでしょうか。
予想していたのは香田誉士史監督(35)近くの人たちだけだった。

その監督も胃炎で23日に検査入院だし、29日から米国で行われる
日米親善高校野球試合のコーチも辞退して静養だって・・・。

本当に、お疲れ様です。


(話はもどすけど・・・)

北海道出身者として、東京に勤務していた20年ほど前なんて、
北海道のチームというだけでどうせ一回戦敗退だろう。って

他県の同僚にボロクソに言われていた私としては、このように
北海道のチームの活躍は実に感慨深いものがあるわけです。

今までの北海道というのは、冬の間、屋外で野球の練習は
できませんでした。というよりあきらめて、しませんでした。

苫小牧は積雪は少ないほうですが、12月から3月までは、
寒いので屋外でまともな練習はできませんが、それでも除雪をして

雪の上でもノックを受けたりフライを受ける練習をしているのです。
足腰が鍛えられて、イレギュラーバウンドの練習にもいいそうです。

でも、積雪が少ないから除雪して練習が出来ますが、一晩で1mも
降るところでは、除雪だけでもう夜になってしまいます。

最近では、屋内練習場などを完備しているところでは、冬でも
練習できるようになってはいますが、一昔前では、こんなふうに

一年のうち4分の1はまともに練習できないわけですから、
本州のチームにかなうはずがなかったのです。

ところがどっこい、それが、ここ数年の北海道勢の躍進。
その理由は何なのでしょうか?

私なりに考察すると、やっぱり「強いチームには、お金と
人が集まる」ということでしょう。

駒大苫小牧には、1600平方メートルという全国でも有数の
規模を誇る室内練習場があります。

さらに、単価3、40万円以上もするピッチングマシン5台を有し、
それをフル稼働させた打撃練習を行なっています。

最高レベルの設備で最高レベルの練習を行なっているわけです。
当然、強くなります。これに必要なのは最終的にお金です。

お金を集めるのに必要なのは、まずは強いという実績です。
その実績があれば強豪の本州のチームとの練習試合も

数多くこなせ、ますます強くなっていきます。
沖縄でキャンプだって出来ます。合宿所じゃなくホテルで

高酸素快復マシーンなんていう近代兵器だってOKだし、
毎日、栄養たっぷりのスタミナ定食とスタミナディナーです。
 
学校OBや地元企業も、実績さえあればお金は出すでしょう。
そして、強いチームにはお金だけでなく人材も集まります。 

強い選手がいろんなところから集まってくる。
選手だけではなくコーチや監督までも・・・。

これが、「伝統」と言う力なのでしょう。
(別に、駒大苫小牧のことを言っているのではなく一般論)

しかし、何と言ってもまず最初の実績つくりがどんなことをいっても
大事ですし、これが大変なのです。

最初の実績である甲子園での優勝。
これはなかなか簡単に出来ることではありません。

さてここまで記したところで、こんな駒大苫小牧の大躍進を
自分達の人生とかビジネスにも応用して考えてみましょう。

実績のある企業には、お金も人材も集まってきます。
そこで戦うためには、最初に優勝みたいなことをするということが大切です。

大きな実績をあげて、人様に覚えてもらうということです。
人々の評判になるということです。

出来れば大評判になればしばらくは安泰です。 
だから、「私達も全国制覇する何かをしよう」というこういう提案すると、

きっと多くの人は「最初から甲子園で優勝なんか無理だ」と思うでしょう。
結局、それで何もしないで、最初からあきらめてしまうのです。

しかし香田監督や選手達は、あきらめなかった。
駒大苫小牧だって、最初から甲子園で優勝したわけではありません。

最初の甲子園は、初戦の雨の日の試合は勝っていたんだけど・・・
そのままだったら、初勝利だったのに結局大雨でノーゲーム。

次の日の再試合は、残念ながら負けてしまったという経験が
あったのです。

今年の大会だって甲子園に出場するという前には、当然まずは
地区大会で優勝し、つぎに南北海道大会で優勝して甲子園出場の
権利を手に入れたのです。

つまり、地区大会の優勝がなければ、甲子園に出場することもできないし、
甲子園で優勝することも不可能なのです。(あたりまえですが・・)

私達も最初から甲子園の優勝を目指すのではなく、「地区大会の優勝」
くらいであれば、現実的な目標としてイメージできるはずです。

もし仮に、地区大会で優勝すれば、それだけでもお金と人材が
集まり、周囲の応援を獲得できます。
 
次の南北海道大会を勝ち進むことも現実的になってきます。
その年は無理でも、次の年には可能かもしれません。

このようにビジネスの成功のためには、「実績」が必要です。
しかし最初から目標を高く設定しすぎると、現実感がわいてきません。

達成可能な目標を設定して、ひとつひとつ「実績」を重ねていく。
これが、最終的に大きな成功を手に入れるための近道ではないかと思うのです。

駒大苫小牧のように何年かかっても、諦めないで最終目標の
「甲子園優勝」に向かって地区大会の一つ一つの試合を実績とするため

確実に勝ちあがっていく。やはり、一歩一歩階段を登るように上がって
いかないといけないのだなと思うのです。

そう、そんな人生としてのキャリアアップを思い起こさせる戦いを
高校生達が教えてくれたなと思うのです。

なんか、ブルーのフェイスタオルも大人気とか・・・。
なにがヒットするのか分からないものですが、

「最後まで諦めないこと」「夢を持ちつづけること」
「気持ちを出すこと」(これは田中投手の方)

そして、「ローマは一日にしてならず」
影にはいろんな人たちの日々の努力があったんだ。

いや、日々努力しなくちゃ「あかん」と日本中が感じた
今週だったのでしょう。



posted by 情報建築家・niNaru  at 23:55| Comment(1) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どうも。分かりますかね〜?
ナベです。この度ブログをはじめまして・・。ブログでは名前のshokoなのでよろしくです。
Posted by shoko at 2006年08月28日 14:21
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香田 誉士史
Excerpt: 香田 誉士史(こうだ よしふみ、1971年4月11日 - )は、佐賀県佐賀市本庄町出身の駒澤大学附属苫小牧高等学校硬式野球部監督。(選手時代は)右投げ両打ち。血液型O型。
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Tracked: 2006-09-17 13:37
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