2006年08月06日

起業家精神をもとう!?

2002年4月16日付けで、社団法人 経済団体連合会が
新産業・新事業創出に関する提言としてまとめたものに

「誰もが起業家精神を発揮できる社会へ」という意見書があります。

HP↓↓
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2002/018/honbun.html

要約すると、

〇バブルの崩壊以降わが国の経済は混迷を極め産業の空洞化も
 進んでおり、雇用問題は深刻の度を増しつつある。

〇こうした事態を克服するためには、新産業・新事業の創造を通じて、
 安定的な経済成長の確保や雇用機会の拡大を図る必要がある。

〇新規会社の開業率よりも廃業する会社の方が多くなってきている。
 そのため、経済の活力を維持し、国民生活の安定を確保する観点から、

 起業家精神の涵養と、その発揮を妨げている要因を除去し、
 新産業・新事業を創出することである。

〇そこで、個人の能力を伸ばし、個性を活かしていくため、当面
 産官学が協力して、起業家精神の発揮と新産業・新事業の創出に

 効果的な環境を大胆に整備していく必要がある。・・・と。


こんな世の中の流れの中で、いろんな所で「起業」「起業」って
叫ばれ、「起業」に関する本などもブームとばかりに発行され、

産業界はもちろん国や役所もいろんなイベントやら起業フォーラムやら
起業セミナーなんか企画したりしてるんだけどね。

1円で会社が出来るようになったのも、いろんなところで
デザインコンペが催されているのも、この流れなんだけど。

教育機関の大学では一部研究室が頑張っているけど、
まだまだ学生達は、きっとのんびりしている事でしょう。

そして、また景気がよくなったということであれば、安きに
流れるのは人間の常なのですから・・・。

誰が、苦労してまで成功しない確率が高い起業なんて目差すものか。
と、私が言ってしまってはいけないですね。

なんでも企業の開業率が一番低い国が日本だそうです。

でも、起業の開業率に影響するのは、文化的・社会的常識が
一番の要因であり、そして小さい時からの教育がこの常識を

作っているんだからどうしようもない所がある。
「起業をする」ということに対しての常識が、アメリカなどでは

「尊敬されること・皆が目差すこと」であり、日本では
「危険を冒す愚か者・いい会社にいけない者がするアホなこと」なのだ。

これは、私の経験上からも言えるな。反対ばっかりされてきたし
税務署なんかの役所からも歓迎されたことないもの。(爆笑!!)

アメリカでは、小学生からビジネスの勉強をしたり株式投資を
授業に組み込んだりしているのが当たり前という風潮を受け、

ようやく、日本もこのままではいけないと解かってきて、
今いろんな所でこの起業家精神といわれています。

この文化的・社会的常識を変えるためには、やはり小学生ぐらいから
企業家教育をしていかねばならないだろう。

一般的に起業家教育というと、「新規にビジネスを開始するために
必要な知識の教育」、つまり経営や財務、マーケティング、技術、

経済などのビジネス教育をさすことが多く、セミナーなどもそうだし
大学の公開講座もこんなことばっかりしています。

本当に目先の企業の開業率を上げることに、エネルギーを使って
物事の本質を見失っている。と思うのです。

本当はもっと広義的には、新しいアイデアを生み出し、工夫しそれを
実現できるようになる「人間の生きる力」の教育だろうと思うのです。

藤井孝一さんという方が書かれた絵本に「かき氷の魔法」と
いう本があります。

子供にビジネスの世界を理解させるために書かれた本だそうです。
話の内容は、オリジナルのかき氷シロップを作った小学生が、

商売をして小遣いを稼ぐというものです。
単に、かき氷を作りました。近所の子供に買ってもらいました。

という内容でなく、そこにはお父さんからの出資、労働争議、
ライバルの出現など、現実の起業を想定したハプニングが次々と起こる、

ちょっとした企業成功物語です。

まっ、こんな風に今世の中は起業しなくちゃ生きていけないような
流れが渦巻いています。

そこで、私も「みんな起業しよう」って心にも無いことを言っても
しょうがないから反論を書くけど。

いまから、3、4年程前にヒットした人気グループのSMAPが歌う
「世界に一つだけの花」。

そうさ 僕らは 世界に一つだけの花 一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに 一生懸命になればいい

起業したい人はすればいい、でも組織で働きたい人や組織の中でしか
その花を咲かせられない仕事もあるし、誰かからの指示や保護が無いと

花を咲かせない人もいるんだ。(こういうのは、私は嫌いだけど)

一人一人の価値感や個性は、今の日本人が最も必要としていること
なのかもしれない。だからあの時、老いも若いも口ずさんだはずだ。

要約の最後にある、個人の能力を伸ばし、個性を活かしていくため、
当面産官学が協力して、起業家精神の発揮・・・とあるように。

子供達が自分の価値を認識し、自分の夢を持ち、大人になったら
どのような人生をおくりたいかというライフデザイン。

教えられるのではなく自分で考え、実行していく力をつけるような
キャリアデザインを教育をするべきなのだ。

そして、もう既に教育期間を過ぎてしまったこのブログの読者達は
これからの人生のライフデザインと、資本主義社会の中での競争に勝つ

キャリアデザインをしっかりしていかねばならないのだ。
私はそのためには、ツールとしてデザインを勉強すべきだと思っている。

かき氷シロップを、どうやって売るかという絵本より、
かき氷を入れる器(ガラス食器)のデザインとか、スプーンの

デザインを絵本でやった方がいいと思うのだが・・・。
まずは、人々が快適と思える形、色、空間など。そして、人々が

受け入れ喜んでくれるデザインとは、そしてどういう雰囲気のところで
そのかき氷を食べたらいいのかというアメニティ・デザインを。

そろそろ、結論。

人間、誰でもしょせん一人で生きていかねばならない起業家。
この意味の起業家精神はこっそりと持っていよう。

文化的・社会的常識が変わるまで・・・もう少しだと思う。


次回もこの続きをします。好ご期待!!

そこで↓↓
デザイン力をつけるなら>>



おまけ 本の紹介




posted by 情報建築家・niNaru  at 19:13| Comment(0) | TrackBack(1) | 転職・起業について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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