2006年08月05日

アメニティ・デザインとは

ちょっと遅くから昔の友達と、近くの居酒屋さんへ出かけておりました。
中年のオヤジが二人、花の金曜日に家庭サービスでもなく、まして訳ありの

プライベートのお忍びの会食でもなく、ただ行く所がなくなった中年男が
近くの中年男しか来ない店へ。

けっしてメジャーな居酒屋さんではなく、とってもマイナーなとても
彼女なんか連れてこないような、ママさんというかババさんのお店。

なんか、最近こういうところがすごく快適に感じ始めている。。。
私ですが、・・・ちょっと酔っています。

若い人たちには、絶対快適だなどとは思わないような居酒屋さんが
なぜ、一応建築家である私が・・・そう思えたのか?

いままでは、こんなような店(カウンター席のみ、汚いキッチン丸見え、
目の前にババ一人、5人で満席)は、全否定とは言わないが、

半否定だったのに。

そこで、今日はこのアメニティ・デザインという快適性の追求について
デザイン語録を述べてみようと思います。

デザイン用語辞典によると、−アメニティ [amenity]とは、−

まちづくりや公共空間デザインなどの地域環境のデザインにおいて
心地よさや快適さを意味するキーワードとしてよく用いられます。

外来者にとっても疎外感がなく地域の住民や恒常的利用者にとっても
居心地のよい、素材や景観、機能性にも配慮された快適空間の形成が

公共性の高い環境デザインに求められているからである。
・・・とあります。


それでは、環境・建築設計におけるアメニティ・デザインとは
何かというと、人間が快適で健やかである環境空間を設計することです。

快適な環境空間を作るといってもその環境を作る要素は様々で
全てを揃えることはできませんし、その必要もないでしょう。

そして、心地よさには多分に人間の心理的な性質が影響されます。
大変感覚的な尺度ですが、一般的に人が共通して感じる傾向と

いうのはあります。
例えば、快適に感じない環境とは隙間風の吹きつける脱衣室とか浴室、

窓を開けると隣の家の壁ならまだ良くて、最悪は隣の家の窓とか、
悪臭の漂う工場近辺の住宅(慣れれば何とも無い人もいます)など。

マンションであれば、夜中に階の上の走り回る音が聞こえてくる部屋とか
薄暗くて、雰囲気が悪い公共の廊下とかがやはり快適とは

誰も感じないでしょう。

しかし、これらは本当の事を言えばすべて安全であるということを
前提にしてのデザインなのです。

集中豪雨で川が氾濫し家が水浸しになるとか、土砂崩れなどで
危険にさらされるという環境が一番、不快に感じる筈です。

しかしこれは自然災害といって、日本人の心理である
自然災害に対して諦める心理もありますが、ここのところ、

人間が快適で健やかである環境空間に対して、絶対に忘れてならない
安全性について疎かになっています。

姉歯一級建築士の耐震偽装からパロマの事件、そして市民プールと。
そういえば、パロマの湯沸し器。ようやくリコールのTV放送を

今ごろになってしていますが・・・。

本題に戻ろう。
心地よさには多分に人間の心理的な性質が影響される。

北海道人には北海道人の心理的な性質、沖縄人には沖縄人の心理的性質。
小、中学生、若い人達、主婦の人達、ビジネスマン、

そして中高年の心理的性質。老人達の心理的性質。

長くなってきたのでここら辺で結論。
デザインは心理学でもあります。

中高年の男が、場末の居酒屋を快適だと感じ始めたのは、
何故だろうか・・。

続きはそのうちに・・・中高年になったら解かるかも(笑)


posted by 情報建築家・niNaru  at 04:19| Comment(0) | TrackBack(0) | デザインに関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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