2006年07月14日

花火大会で考えたこと

札幌は、今日から三週連続の花火大会なんだね〜。
もう、今年もそんな時期になったんだと・・ため息が出ちゃいますが、

真夏日の本日、夜7時半頃から外からバンバンと音だけ聞こえてくるので、
我が家の9階のベランダに出て見てみました。

ベランダから小さく見える花火に、あそこの下には何万人もの観客が、
浴衣を着たりしてビールを飲みながら見ているんだろうなって、

思いながら、花火の一瞬のきらめきについて考えてしまいました。
確かに、花火を近くで見るのは楽しいものですが、何時間も前から

場所取りや買出しに行ったり、虫に刺されたり、風向きによって
顔中すすだらけになったり、終っても近くの駅までぞろぞろと

雑踏を歩かなければならない。結構、苦労するものです。
なんで、そんな苦労までして花火を見に行くんだろう?

前回の記事、建築デザインはツライ、そんな辛い事を何故
建築デザイナーはしているのでしょうか?

仕事だから・・・。そう、辛くて誰もやりたくないからこれを
誰かの代わりにやっていて、その対価として報酬をいただく。

そう考えれば、どんな仕事も同じ事でしょう。

しかし、私達は人間ですから何時までも辛い事をしていると
精神がまいってしまい、体や脳が拒絶反応を起こしたりする場合が
あります。

それで、どこかでそういった辛い事を快楽に変える。
つらい仕事を、どこかで喜びにかえるいわばマゾみたいな事を、

自分自身、辛い事だけど楽しくて嬉しくなってしまうという状況に
していかなければなりません。

どうしたら、そんな苦痛に喜びを感じるようになるのでしょうか?


人間にとって「苦痛を避けて快楽を得る」というのは、
人間の行動を決める大原則です。

誰だって痛いとか、苦しいことは少しも経験したくありません。
本能的に避けようと行動します。

逆に、楽しいとか気持ちいいことは沢山経験したいと思っています。
生物はすべてこのプログラムが根底に働いていると言っていいでしょう。

もっとも基本的な快楽はなんでしょうか?「生きる」ということです。
では、基本的な苦痛はなんでしょう?「死ぬ」ということですね。

「生きる」、つまり生存するために必要なことは快楽を感じるように
できています。そして出来れば「楽しく生きる。楽に生きる。」

それと、人間には経験値という初めての頃は苦痛でも、慣れていくに
したがって快感になってくるという面もあります。

目の前の快楽を得ることや苦痛を避けることばかりが、本当に幸せや
成功を手にすることになるわけではありません。

目先の快楽を求めてばかりいると将来成功できないし、大きな幸せは
感じられないことのほうがむしろ多いのです。

花火大会を一番いいところで見るためには、それなりの苦痛を
覚悟しなければいけないように、後々の大きな幸せや成功のためには、

目の前の苦痛を受け入れなければならないことのほうが多いのです。


・花火大会でいい場所を確保したいなら、もう、2時ぐらいから場所取りを
 しないといけません。

・冷えたビールを飲みたいなら、重いクーラーボックスを持って、
 地下鉄に乗らなければいけません。

・快適に花火大会を過ごしたいのなら、座布団とかちょっと冷えてきた時の
 上着も必要なのです。


目の前の苦痛をがまんして、未来の大きな快楽を手に入れようとする人が、
幸せに成功できる人なのです。

でも、苦痛はずっと続くわけではありません。
面白いことに、苦痛だったものが後で快楽に変わっていくことがあります。


・苦痛だったはずの筋力トレーニングが楽しくなってくる。

・最初は苦手だった自転車や、スイミングスクールが楽しくなってくる。

・最初はがまんしてやっていたあなたの仕事が趣味のようになってくる。


何か苦痛に耐えて、その後に健康でいたり成功したりして快楽を体験すると、
それを繰り返すうちにその苦痛が快楽になってしまうんです。

最初は苦かったビールがだんだんと美味しく感じるようになるのと同じです。

逆に、楽しかったカラオケがあるとき下手だと笑われてしまって、
カラオケが嫌いになるという現象もありますけどね。

簡単に苦痛と快楽は入れ替わってしまいます。
人間の苦痛とか快楽の判断は結構いい加減で、変化するものなのです。

成功する人には共通した特徴があります。

それは、成功するために必要なことが苦痛ではなく快楽になっていると
いうこと。

つまり、成功するために必要なことを繰り返しているうちに
楽しくなって、努力をしなくても自然にできるようになっています。

何かやらなければいけない苦痛なことがあったら、

「・・・をしなくちゃ」なんて義務感のように言ってしまいますが、
「・・・したいなあ」「・・・したら・・・が待っているさ」に

言い換えてみましょう。
それだけでも脳は快楽状態に変わります。ワクワクして苦痛が
いずれ楽しくなってしまう筈なんです。

そんなことは、意外と人間は小さいうちから親の手に引かれて花火大会を
見に行った時から経験しているのかもしれませんね。

「がまんしなさい!!もう少しすると花火大会が始まるから・・・」
今日は、当たり前のマゾフィストの話でした。

posted by 情報建築家・niNaru  at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事に関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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