2006年06月20日

絵に描いた餅

建築でもインテリアでも、まあ、デザインするものはデザイナーが
一生懸命、命を削って考えたのだけれど、クライアントに気に入れられず

日の目をみないで、計画だけで終ってしまう物件がかなりあります。
昨日の、建築のプランニング(計画案)も果たしてこの世に存在させる

事ができるのでしょうか。

若い頃は、一つの物件で4つから5つぐらいのプランニングを、
考えていたものだが、だんだん年をとってくると一つのプランニングで
最高だと思ってしまう。

もうこれ以上考えても、これ以上の答えは見つからないと決め込んで
ビールに飛びついてしまう。

最適な答えが短時間で見つけられるようになったといえば、カッコ良く
聞こえるけど、実は頑固になったんだなと感じます。

そんなことを考えながら、いままでプランニングだけで終った
ビジネスやビジネスにならなかったコンペ課題なんかは、

いったいどのくらいの数になるのだろうか?

こんな事を「絵に描いた餅」などと言いますよね。
ただの絵に描いた餅と同じで誰も食べる事が出来ない、

誰の役にも立たない事や、計画倒れの場合に使われます。

でも、今日のニュースで・・・。



『山口県光市のアパートで1999年4月、会社員本村洋さん(30)の
妻子が殺害された事件で、殺人などの罪に問われた男性被告(25)

=事件当時(18)=の上告審判決で、最高裁第3小法廷は20日、
無期懲役の2審広島高裁判決を破棄、審理を広島高裁に差し戻した。』

とうとう、本村さんの願いが少しかないました。

最高裁判所は「死刑」という判決をしないで高裁に戻しただけなのですが、
おそらく広島高裁では、「死刑」という判決が出るだろうといわれています。

また、長い裁判の時間がかかるかもしれませんが、彼には本当に頑張って
欲しいと思います。

彼が、今日のニュースステーションに出演していたのですが、その時に
次のようなことを言っていました。


『妻や子が殺害されたのは偶然の出来事でしかないが、それを私は
犯罪被害者の本音の声として訴えかける事をしてきた。

そして、悔い改めてもなお、命を落とさなければ償えない罪がある。
その死刑という残酷さを知って、犯罪が起こらぬようにする方法を

我々の社会は考えなければならない。ということまでも、
私が訴えつづけることを必然として受け止めこれまでもやってきたし、

これからも生きていく。・・・』

                  (だいたい、合っているはず)

裁判で弁護人として死刑反対派の安田好弘氏なるものや、少年法を
厳しくしていく事に反対の人たちから、批判やいやがらせを受けながら

彼は「全国犯罪被害者の会」などを立ち上げ頑張っているのです。

あまり多くは語りません。

妻や子が殺害されたという、普通の人には遭遇する事なんかない偶然を
神様から与えられた本村さんの人生の必然として捉え、計画し

実行していく。テレビでは会社員としての仕事も面白いし、他にも
やる事が出てきた。といってましたが、私は応援しています。

今日のお題は「絵に描いた餅」なんだけど、本村さんにしてみれば
妻や子と描いた沢山の餅があったはずだし、この事件を自分の必然と

して捉えてからの彼の「絵に描いた餅」が、すこし具体化してきたなと
思いこんな記事になってしまいました。

ここで、心機一転。今日の結論。

我々、デザイナーも沢山の「絵に描いた餅」を、ヨダレがでるくらい
思わず手に取って食べたくなってしまうぐらいの絵を描き続けよう。

posted by 情報建築家・niNaru  at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | デザインに関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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