2006年06月01日

人生は所詮、人真似

日本の芸術選奨を受けた洋画家の和田義彦氏が発表した絵画が、
イタリア人画家の作品と酷似している問題が、ここのところ

ニュースで騒がれています。一応テレビなんかでも見ましたが
絵画には素人の私が見ても、偽装というよりもう完全に模写って

いう感じでしたが、日本の美術界とか文化庁はその偽装した絵画
そのものにも、賞を与えていたというから何をしてるんだ。

という感じでしょうか。
皆さんも、機会があれば見てみるといいのですが・・・。

ちょっと絵の具の色を変えてあったりして、本人は「空間を
変えているから、模写じゃない」なんて言ってるけど。

そんなら、おいらが安藤忠雄の水の教会の1.5倍ぐらいの
建物を全くそっくりに造ったって、オリジナルになるじゃん。

すぎむらたいぞう君のブログだって、誰かの本のモノマネだと、
つい最近騒がれて、彼は奥さん連れて著者の処へ、あやまりに

行ったというけど・・・・。
(その文章は、全くそっくりっていう訳じゃないんだけど・・・)

こんな私の文章だって、頭の中ではどっかで読んだ文章なり、
誰かの言葉だったりしているわけで・・・。

まっ、やっぱりあまり有名にならない方が、楽に生きられるって
言う事ですね。(頑張れ、すぎむらたいぞう君!!)


学ぶという言葉は、言語学的には真似ると同義語だそうです。
私達が何か新しい事を始める場合、「これは今まで、誰も

やった事が無い、本当のオリジナルだ。」と思っても、
たいていのことは、既に誰かがやっていて、その形を

少し変えたに過ぎない事がほとんどなのだ。
たとえば、イスを捉えてみても人類4000年の歴史のなかで、

人が腰掛けるイスという原型は、ちょうど座りやすかった
岩の塊かなにかだったんだろうと思います。

されど、イスのデザインは21世紀になった今の時代でも、
家具のデザイナー達が、一生懸命考えています。

陶芸の茶碗だって、形そのものは弥生時代とさほど
変わっていないだろう。

「独創的なアイディアがどうしても浮かんでこない、思いつかない」
「自分のオリジナル作品が出来ない」って、嘆いている方々、

それは、すこし考えすぎというものである。
そもそも、真の独創とは「天才のみがなしうる技」なのである。

とてつもない発想を生み出すそういった頭脳は、凡人には
とてもはかりしれないもので、天才と馬鹿は紙一重って言うでしょう。

まっ、我々凡人は生まれた時から両親の真似をしながら大きくなり、
大きくなっても、先輩達の真似をしてきたし、これからも

仕事や生きていくのに、知らない事は出来ないんだから、
やっぱり知っている人の真似をしながら生きていくんだ。

有名になりたいとか、国から賞が欲しいと思っているのなら、
別だが、そうでない我々一般人は、もっと気を楽にして

大いにいろんな物や、事を真似をしながら生きていこう。
独創ではなく、独創的みたい。斬新でなく斬新的っぽい。

オリジナルでなく、オリジナルっぽい。それでいいんだ。
日本人は、昔から真似をするのが上手いと

海外から言われてきました。
日本人だけではなく、独創的な人より、模倣するのが得意な

人の方が多いものです。つまり、独創的なものをつくり
出せる人は少ないが、お手本さえ示しさえすれば、

大抵の人はそれを模倣する力があるものです。

いや、模倣する事も出来ない、決断できない人もいますが。
こういう人は、心の中で「すばらしい自分だけのオリジナルを

つくってやるんだ」と粋がっているうちに、
年取ってしまうのです。

要は、お手本から学んで少しちょっとアレンジして、
再生産すれば、あなた方の癖だとか好みがアレンジされて、

貴方独自の作品が出来るっていうことを理解しよう。
洋画家の和田義彦氏やすぎむらたいぞう君は、アレンジが

足らなかったんだ。

さあ、いろんな人々のお手本を真似しに情報を探しにいこう。
今日は、就職の話にするんで無理やり結論。

「さあ、誰かがやっている仕事の模倣をしてみよう。」


posted by 情報建築家・niNaru  at 23:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 就職に関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めて書き込みさせていただきます。

つい先日、O-tsukaくんの所から偶然発見してしまいました。
もう…何やってんすか。
しかも僕のblogの宣伝もさり気なくしていただいて…恐縮です。

常日頃答えの無いものを日々追い求めている僕ですが、今回の話しは共感致しました。
世の中、もうやり尽くされていますので、全くのオリジナルなんて不可能ですよね。
デザインで過去に見聞きしたものが潜在的に働くのは必然なので、その辺はあきらめてますが、まるっきり猿真似では、プライドが許さないと思います。
その辺彼らはどうだったんでしょうかね。

それによって得た評価は所詮、偽りですからね…。
Posted by mmm. at 2006年06月02日 21:45
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