2010年04月08日

鶏頭となるも牛尾となるなかれ

よく、「出会いは大事」「一期一会」と言われます。
人生やビジネスにおいても、「どんな人と出会うか」で、運命は

決まってしまうと言っても言いすぎではない。
それは、「どんな情報と出会うか」と同じ様なものだとも言える。

情報には、良質なものと悪質なものが混在している。
誰かの意図に基づき操作されたものから、単純な事象としての情報まで

ある志向性を持ったアンテナをメンテナンスしていないと、
雑踏の中で聞こえてくる様々な情報が、ドサっと人々に押しかけてくる。

その情報を吟味するのは、受け手の判断であり能力でもある。
能力が高ければ良質な情報だけを抜き取り、その他はゴミ箱へ
ポイと捨てればいい。

しかし、その能力が低ければ、悪質なウイルスに感染しまったかのように、
頭脳が混乱し悪くなる方向へと突き進んで行く。

良質な情報だけを抜き取って保存しているだけではだめで、それらの
情報を再構築し、新たな形として組み立てなければならないのだ。

それをする者のことを情報建築家と呼ぶ。
情報の量とスピードが進化して行く現在において、押し寄せる情報から

我々は逃げることは出来ない。
逃げれば、あっという間に社会から取り残されてしまうのである。

そんな、2ヶ月前に私のアンテナにひっかかった情報から。


会社の新卒採用試験が、今までとはかわりつつあるという話題です。

今までは中途採用の社員に求められていたビジネス能力が、
新卒の学生にも(ビジネスの)企画力と提案能力が必須になってきた。

与えられた仕事をこなすだけでなく、企画力や実行力、そして創造力を
発揮して自分自身の可能性に挑戦したいと考えている人を募集というのは、

たくさんの企業が言ってきたことであるが、その企画力や創造力、
そしてプレゼンの提案力を採用試験の段階で問うことをしようという動き。

日経と日経産業新聞の記事からパラダイムシフト(価値感の転換)の
話題を。

共通するのは企業が新卒を採用するにあたり、ビジネスゲームや
事業企画コンテストを行い、その中で選考するというもの。

面白いのは、キャンペーンとしての新しい選考方法ではなく、
学生が企業に応募するに当たって、これが義務付けられる点です。

例えばツタヤを展開するカルチャーコンビニエンスクラブ(CCC)は
2011年度の全ての新卒を対象にしているそうです。

事業企画コンテスト形式で独創性や収益性を審査する方式で、
課題はグループの事業領域においての企画とか。

そして採用選考だけではなく、賞金まで出すくらい本気なんだとか。
上場企業の採用手法としては異例中の異例とのこと。

ここから・・・・

CCC、事業企画競わせ選考 11年度新卒採用
 
CD・DVDレンタル店「TSUTAYA」を運営する
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は2011年度のすべての

新卒採用者を事業企画のコンテスト形式で選考する。
独創性などの観点から能力を見極め、最大50人を採用する。

上場企業でこうした採用試験を実施するのは異例。

募集期間は2月23日から1カ月間。
店舗やポイントなどを活用した事業企画案を募集し、独創性、収益性、

実現性など5項目を基準に審査する。
これをパスすれば面接官の前でのプレゼンテーションに進む。

4月上旬までに賞金50万円を贈る最優秀賞1人、2位1人(賞金30万円)、
3位2人(同10万円)を選ぶ。

この過程で採用選考を実施し、4月末までに内定する。
10年度の新卒採用は約60人。

従来は毎年秋に募集を告知して、全国で説明会を開催。
面接や学力試験などを実施してきた。

                      ここまで・・・

サイトは↓↓
http://bizplus.nikkei.co.jp/genre/jinji/index.cfm?i=2010020410442b4

ほかには、海外では化粧品大手のロレアルが全世界の学生を対象に、
ネットからアクセスが可能なビジネスゲームを提供しています。

通常のエントリーシートの他に「ロレアルのe戦略チャレンジ」に
参加することによって、より有利なエントリー者になるようで、

同じ大学の3人でチームを組み、世界中の大学生とオンラインの経営
シュミレーションで競い合うゲームに参加する、というものです。

たかがゲーム、と思われるかもしれませんがこのゲームはかなり
シビアな情報戦。まだ、日本から上位入賞者は出ていないとか。

一昔前の中小企業が採用試験で行ってきたようなことが、これからは
大手大企業まで取り入れていこうとする動き。

物事を自分で考え抜く社員が欲しい。こんな企業が増えています。
複雑化した社会状況においては、ありきたりな企画や経営の

フレームワークだけでは生き残れないので、採用の時点から厳しく、
学生に企画力等を求めることは、確かに良い傾向だと私は思いますが・・・・。


こんな時代になるから、今までの学問を追及することなんてやめて、
ビジネススクールに行って、企画力や創造力、提案力をつけよう!!

ビジネススクールより「デザインバイブル」で、企画力や創造力、
提案力をつけよう!!

「デザインバイブルから貴方だけのデザイナーバイブルへ」


と、ここで終わってしまっては何か違う感じがする。
頭書に述べた・・・「押し寄せる情報から我々は逃げることは出来ない。

逃げれば、あっという間に社会から取り残されてしまうのである。」
・・・・なんか、ズーっと社会から取り残されているような私が思うに、


「鶏頭となるも牛尾となるなかれ」

(大集団のしりについていくよりは、小さな集団でもよいからその頭と
なって思考せよ)


大会社や皆で乗る電車もいいけど、取り残されて一人徒歩か、自転車で
行く旅行(人生)っていうのも、結構いろんな発見があっていいもんだよ。

そういう意味では、大企業もただ電車に乗ってくれる人より、
取り残されてもしがみついてくる人だとか、自分で考え独自の進み方を

する人を募集・採用するようになってきたんじゃないかと。
新卒一括採用の是非もあるけど、「寄らば大樹の陰」とか

「皆で渡れば怖くない」(皆が大企業に就職するから私も・・・・)
という、価値感が少しづつ変わってきていると思うのです。

社会から取り残されていく楽しみを満喫している情報建築家ni・Naruでした。
posted by 情報建築家・niNaru  at 00:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 就職に関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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