2009年12月01日

来客への思いやりのある気遣いとは

徒然草 第32段  来客への気遣い


九月(ながつき)二十日の頃、ある人に誘はれ奉りて、明くるまで月見歩く事
侍りしに、思し出づる所ありて、案内(あない)せさせて入り給ひぬ。

荒れたる庭の露しげきに、わざとならぬ匂ひ〔たきものの匂ひ〕しめやかに
うち薫りて、忍びたるけはひ、いと物あはれなり。


            このあとも続きます。自分で調べて・・・。

       徒然草 現代語訳から引用し勝手に注釈をつけました。
                   
  

第32段 来客への思いやりのある気遣いとは


9月20日の頃、ある方に誘われ、夜明けまでハシゴ酒をして歩いた事があった。
2軒目をお開きにした後、その方が思い出した場所があり、その人に案内されて

入っていった小さなスナックがあった。

荒れ果てた都会の喧騒には夜露が渡り、初秋の香の薫りがごく自然に漂い、
スナックのママが一人しのびたたづむその様子は、常に物悲しさとともに

あるように感じられた。

飲み会に同行された他の方は、やがて満足して外に出ていらっしゃったのだが
私は美しく品のあるそのママのたたずまいから離れることができずに、

カウンター越しにしばらくそれを眺めていた。
するとママが戸を少し開け、先に帰った方を眺めている姿が目に入った。

余計な客人が去って後、すぐに店の鍵を掛けて室内にこもってしまったとしたら、
「わー、どうする俺!?」って映画のようなシーンを思い浮かべたのだが、

お客が帰ってすぐ扉を閉めるっていうのは、何か客人への配慮に欠けるように
思えてならないものだが、この方にはそのようなことがなかった。

まさかすでに帰ったはずの者がしばらくその場にとどまり、その後まで
見ているなんていう輩はいないとは思うが、最後の最後まで客人への配慮を

忘れないというママの姿勢が、友をして「いい店だよ。」と言わしめる
所以だろう。

このような心遣いは付け焼刃でできるようなことではない。
残念なことに、この方はその後間もなく店をたたんで良人のところへ

嫁いで行ったということだ。



上の訳は、概略あっていると思う。 
若い頃は、大勢で飲む機会が多くて2軒目、3軒目のスナックへ行っても

席がないと、奥から「満席で〜す。」って言われて、自分で扉を閉めながら
次の店探しに赴くものだが、それとは逆に、「ごめんなさいねぇ。あと、

1時間ぐらいしたら開くと思うのだけど・・・・ごめんなさい。
お詫びにう〜んとサービスしちゃうから、また起こし下さい。」なんて

言われながら、エレベーターや外まで見送ってくれたりしたもんなら、
鼻の下がう〜んと長くなって、本当に1時間後にまた訪ねたりしたもんだ。

社交辞令とは分かっていても、人間幾つになってもこんな何気ないけど
ただの客ではなく、人間として対応してくれるサービスっていうのは

本当に感情に訴えかけてくるものです。
最近、若い人達が多く働いている居酒屋さんなんかも、店の出入り口で

満席です。ってただ冷たく言われるお店と、割引券やビール1杯無料券を
持って来て「今は満席ですが、これサービスしますのでまた来てください」って

いう女の子の居酒屋さんなら、断然後者の居酒屋さんでしょう!!。
前者の居酒屋さんは、その内に商売がなりたたなくなるのは必然なのである。

本当に、吉田兼好の頃より(もっと前からか)人間は感情で
生きているんだと思うのです。

大事なことは、思いやりのある気遣い=コミュニケーション能力なのです。
「満席です!!」って言うより「残念なんですが、今満席なんですよ。

せっかく来てくれたんであと2、30分待ってもらえると案内できると
思うのですが・・・」とか、

何かフォローのコミュニケーションを取らないと、固定客のお客さんは
つかないということです。まっ、これはお店の店長さんかマネージャーさんの

考えることで、私みたいに年取って来るとサービスよりも実利優先だから
割引券やビール1杯無料券。

余計な客人が去って後、すぐに店の鍵を掛けて室内にこもってしまうような
大人のコミュニケーションを欲しているんだけど・・・。

本日の人生訓
 
  もっと思いやりのある気遣い=コミュニケーションを取りましょう。


   居酒屋さんのコミュニケーションもプレゼンテーションの一つです。
   
   プレゼンテーションの勉強ならここ→→誰でも学べるデザインの学校・プレゼンテーション


(昔の生き方 解説書 徒然草の第32段 

   来客への思いやりのある気遣いとは 勝手解釈でした。)


 

posted by 情報建築家・niNaru  at 21:36| Comment(0) | TrackBack(1) | 人生・生き方に関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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