2009年07月01日

次の新しい建築の時代は!?

前回記事 政権担当能力と設計担当能力 

前回の記事を見た方からメールが届きました。
これじゃ、建築を目指そうとしている人たちには明るい未来は

ないんじゃないか。そんな未来がないことを、何故若者に
教えていたんだと問い詰められました。

石川達三の「青色革命」という本の中に、ちょっと大学教授の職を
追われた主人公に、元の大学の学長が語りかける言葉があります。


・・・・ここから引用・・・・

教育者という者は、生徒よりも年が上であるだけに、
どうしたって古いものです。

一時代古い教育を受け、古い思想を持っているんです。
その教師が、新しい学生を教えるというということには

おのずから一つの限界があります。つまり教育者は
自分の学びえたものを、一つの伝統として、若い者に伝えてやる

ことしか出来ません。古いものを知らせてやるだけです。

若い学生は先生から古い伝統を学び、その伝統を乗り越えて、
彼らの新しい時代を築いていく。

つまり生徒は教育者を否定し、彼から受けた教育を否定して、
新しい時代を築いていくのですな。

そういう弁証法みたいな発展が当然の道筋であって、それが
教育の任務だと思う。

ですから、要するに教育者という者は、自分が否定される時を以って
目的を達した時としなければならん。

自分を否定するものを育成し、自分が否定されたときを持って成功とする。
そういう悲劇的な仕事です。


・・・・以上引用おわり・・・・・

ね、自分を否定するものを育成し、自分が否定されたときを持って
成功とする。だから、成功なんです。

過去の建築の仕事を否定し、若者は次の新しい建築の時代を築いて
行って欲しいと思うのです。

誰でも学べるデザインの学校 建築デザイン講座 25を見てみましょう。
→→ http://ch08020.kitaguni.tv/e206392.html


「人は何を変え、何をそのままにしておくのか?」


21世紀になってまだ日は浅いが、人々が何を変え
何を残しながらこれからもこの地球上に存続して行くのか、

人類の永遠のテーマともいえるこの問題に
我々建築デザイナーは、日々立ち向かっていかねば

ならないのである。


東国原知事のことを前回チラッと書いたら、当の本人はいま
とんでもないことになっていますが、今日のニュースで全国の知事の

中で一番収入が多いとの事。毎週TVに出るため東京に来ているとか。
なんだんだろうね。この人は何を勘違いしてんだろう。

あいた口が塞がらない!!と思っていたら、何か本人も自民党も
本気でやりあっているなんて・・・・。何か、胡散臭いんだよね。

今日のところは大臣にもなれなかったようですが、まっいいでしょう、
この人のことは。「地方分権」のことを言い出すのであれば、

全国知事会長になってから言えば、と思うのですが、建設関連で言えば
計画的にはこの「地方分権」は、すでに始まっているところがあるのです。


私達、一時代古い建築教育を受けてきた我々の時代は政府が作成した
国家のビジョンとその計画遂行のため邁進してきたものですが

その計画は、戦後の復興期から増え続ける人口を支えるという当面の
必要に迫られた住空間の充実(量から質へという変遷も含めて)を目標に

全国一律の開発のために「全国総合開発計画」というものがありました。
この計画は昭和37年に始まり第四次の計画までは開発に主眼が置かれて

いたものが、平成10年に始まった第五次の計画は「多軸型国土構造形成の
基礎づくり」という目標を掲げ各地域の個性や多様化を尊重し、

地方団体等への「呼びかけ型」の計画方式に変化しています。

いまや、どの町や村に行っても文化会館や○○センターなどと称して
図書館や公会堂もどき、またはリクレーションセンターなんていう

体育館や温水プールまである時代で、もう新たに作るものがないという
状況なのだ。

我々の住む住宅にしても、「住宅建設計画法」により第8次の計画まで
おこなってきており、いまや実際、日本の総世帯数より建ってしまった

住戸戸数の方が多くなってしまったという現実があるからこそ、
若い学生は先生からいままでの古い伝統を学び、その伝統を乗り越えて、

彼らの新しい時代を築いていくしかないのです。

じゃあ、今、住宅をとって国としての計画はどうなっているのかというと、
「住宅建設計画法」に替わり「住生活基本法」が平成18年6月に

制定されました。10年先の住生活に関する目標値を定め、5年ごとに
内容が見直されます。

国のお役人達が今後の日本の住生活を想像し、創造した日本の
将来ビジョンなのです。

その具体的なイメージを共有するための一つの手がかりとして、
5つの地域ごとに、10年後を見据えた将来像の例をそれぞれ描いてあります。

あわせて、多様なライフコースやライフステージの変化に応じた
住み替えのイメージも伝えられています。

ここ→→ 「豊かな住生活の実現に向けて」について>>

(ここからもう一つクリックで今、国が考えているビジョンが見れます。)
 
なんか生活のビジョンの目線が上から目線、お役人的目線で描かれている
ところは国土交通省管轄なんで許してあげてください。


建築の仕事を一義的に住空間とおけば、これからの仕事の主流は
上記のビジョンのなかにあるということが言えます。

と、まあここまで述べてきましが実はこれも「古い伝統」なのかも知れない。

その伝統を乗り越えて、私も含めて建築の新しい時代を築いていくしか
ないのでしょう。(←←不親切な言い方ですみません。)

そこでだ、やはり建築だけにこだわらず、すべての物つくりのジャンルを
学習しておくことが必要なのだ。(さりげなく宣伝)

デザインバイブルから貴方だけのデザイナーズバイブルへ>>
 


この辺(今日の記事)を勉強したい方は、この記事キーワードで
検索してください。

全国総合開発計画 住宅建設計画法 住生活基本法


 

posted by 情報建築家・niNaru  at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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